【本記事の画像出典元:楽天証券】
楽天証券でつみたてNISAをするとポイント還元があっていいよね!でも、ポイント還元率が落ちるって聞いたんだけど?
条件を満たす銘柄を除き、楽天カード決済の還元率が1.0%から0.2%になります。大きな減少なので改悪と呼べますね。
結構おちるね……。面倒だけど他証券会社への移管も考えたほうがいいかな?
新しく始まる「楽天キャッシュ」決済であれば、ポイント還元率1.0%を維持できますよ!
本記事では、楽天証券で2022/6/19から始まった「楽天キャッシュ」の決済方法を紹介します。
ポイント還元率の変化に対応するための決済方法として非常に有効です。
楽天証券で投信積立を継続していこうと考えている人は、設定方法を知ってお得に積み立てていきましょう!
また、乗り換え先にオススメの証券会社や、お得な口座開設方法も紹介しますので、乗り換えを検討している方も参考にしてくださいね。
✔︎ 楽天証券のポイント還元率変化について知りたい方
✔︎ 新しい決済方法「楽天キャッシュ決済」を知りたい方
✔︎ 楽天証券から乗り換え先を検討している方
✔︎ お得に資産運用を継続したい方
楽天証券:投資信託購入時のポイント還元率が改悪
楽天証券は楽天カード決済で投資信託をつみたてると1.0%のポイント還元があります。
楽天カード決済は非常に高いポイント還元率であり、つみたてNISAにも対応。資産運用を考える人には有効な手段のひとつとなっています。
ポイントを使った投資もできるしお得だよね!
私も楽天証券でつみたてNISAを運用しています。NISAは税制優遇制度なので、ポイント還元とあわせて使えば非常にお得ですね!
非常にお得なポイント還元ですが、2022年9月以降にポイント還元率が改定されます。
楽天カード決済のポイント還元率
2022年8月までの買付 | 2022年9月以降の買付 |
購入額の1.0%をポイント還元 | [代行手数料(※)が0.4%を超える銘柄] 購入額の1.0%をポイント還元 [その他の銘柄] 購入額の0.2%をポイント還元 |
※代行手数料:信託報酬のうち、楽天証券に支払う手数料
楽天証券に手数料をたくさん払っている人は1.0%のポイント還元があるってことだね。でも、僕が運用している銘柄は0.4%未満だなぁ……。
つみたてNISAに選ばれている優良なインデックスファンドは手数料が0.4%未満です。多くの方にとってポイント還元率が落ちてしまう改定内容ですね。
「つみたてNISA」でえらべる銘柄は手数料も安く長期積立に適しています。ゆえに、今回の改定は多くの方に影響が大きいものになっています。
楽天証券「つみたてNISA」ランキング(2022年6月時点)
積立金額 ランキング |
銘柄 | 管理費用 (代行手数料含む) |
ポイント還元率 (変更後) |
1 | eMAXISSlim米国株式(S&P500) | 0.0968% | 0.2% |
2 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 0.2% |
3 | eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 0.2% |
4 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.202% | 0.2% |
5 | eMAXISSlim全世界株式(除く日本) | 0.1144% | 0.2% |
6 | eMAXISSlim先進国株式インデックス | 0.1023% | 0.2% |
7 | 楽天・資産づくりファンド(しっかりコース) | 0.4915% | 0.2% |
8 | 楽天・資産づくりファンド(がっちりコース) | 0.4915% | 0.2% |
9 | 楽天・資産づくりファンド(なかなかコース) | 0.4915% | 0.2% |
10 | iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 0.99% | 1.0% |
ランキング上位はほとんど影響受けるね! 7〜9位は管理費用が0.4%を超えてるみたいだけど、還元率0.2%になるの?
公開されている管理費用はさまざまなものを含んでいます。ポイント還元率が0.2%となる銘柄は楽天証券(別タブ)で確認できますので、しっかり確認しておきましょう。
つみたてNISAは年間40万円まで積み立てることができるので、年間4,000ポイントの還元をうけることができました。改定後のポイントは年間800ポイントとなります。
現状:年間4,000ポイント還元
⇨ 20年間積み立てると80,000ポイント還元
今後:年間800ポイントの還元
⇨ 20年間積み立てると16,000ポイント還元
長期間で見るとインパクトあるね……。
もちろん、ポイント還元が20年間続くかはわかりません。ですが、影響の大きさは分かりやすいのではないかと思います。
「楽天キャッシュ」引き落としでポイント還元率アップ
少しでもお得に運用したいんだけど、良い方法ないかな?
新しくはじまる楽天キャッシュ引き落としならポイント還元率1.0%を維持できますよ。
2022/6/19より、楽天証券では楽天キャッシュをつかった引き落としサービスが開始されます。
楽天キャッシュ引き落としのポイント還元率は1.0%(2023年以降は0.5%を予定)となっています。
クレジットカード決済よりもポイント還元率をアップでき、年内はキャンペーンにより現状と同じポイントを受けとれます。
楽天キャッシュだと積立日も指定できるんだね。ちなみに「ポイント還元キャンペーンで最大1.0%」て具体的にはどういうこと?
楽天キャッシュの決済額に応じて、0.5%のポイントがプラスで還元されます。
✔︎ 楽天カードからのチャージで0.5%還元
✔︎ 楽天キャッシュ決済で0.5%還元(2022年内)
⇨ 合計1.0%のポイント還元
対象クレジットカードや期間が限定されますが、楽天キャッシュなら今までと同じく1.0%のポイント還元となります。
楽天キャッシュを使ったら今までと同じようにポイントがもらえるんだね。でも、毎月チャージするのが面倒じゃないかな?
オートチャージ機能があるので心配ありません。設定方法とあわせて紹介しますね。
「楽天キャッシュ」引き落としの設定方法
クレジットカード決済から楽天キャッシュ決済への変更手順は次のとおりです。
クレジットカードのセキュリティコードを入力するため、クレジットカードを用意しておくとスムーズです。
①積立設定の変更画面へ移動
②変更する銘柄を選択
③名義確認に同意
④楽天キャッシュ規約に同意
⑤クレジットカードを選択
⑥セキュリティコードを入力
⑦キープ残高の金額を設定
⑧残高キープチャージ設定の確認
⑨引き落とし方法を変更
うわっ!手順多くない?
ひとつひとつの操作は少ないですし、画面の指示にしたがうとスムーズですよ。念の為、画面をつかって説明しますね。
楽天キャッシュ:引き落とし方法の変更手順
①積立設定の変更画面へ移動
「投資信託」を選択し「積立設定一覧」を表示します。表示される銘柄一覧を確認し「変更に進む」ボタンを押します。
②変更する銘柄を選択
楽天キャッシュ返済へ変更する銘柄を選択し「次へ」ボタンを押します。
③名義確認に同意
決済規約を閲覧し内容を確認します。その後、名義確認に同意することにチェックをし「楽天キャッシュの設定へ」ボタンを押します。
④楽天キャッシュ規約に同意
「楽天キャッシュ利用規約」「楽天キャッシュ残高キープチャージ利用規約」を閲覧します。内容確認後「規約に同意してチャージ方法を設定する」ボタンを押します。
⑤クレジットカードを選択
チャージ対象のクレジットカードを選択し「設定する」ボタンを押します。
⑥セキュリティコードを入力
クレジットカード裏側に記載されているセキュリティコードを入力し「次へ」ボタンを押します。セキュリティコードは下3桁の数字です。
⑦キープ残高の金額を設定
キープしたい楽天キャッシュ残高の金額を設定します。毎月のつみたて金額を設定しておくと安心です。残高に満たなくなった場合、自動で設定金額へのチャージがおこなわれます。
⑧残高キープチャージ設定の確認
楽天キャッシュの残高キープチャージ設定を確認し「楽天証券ページに戻る」ボタンを押します。
⑨引き落とし方法を変更
設定した内容の確認画面となります。特に、次回の積立予定日を確認しておきましょう。内容確認後、取引暗証番号を入力し「変更する」ボタンを押して完了となります。お疲れ様でした!
思っているよりずっと簡単だった!これなら5分もいらないね!
実際に設定してみましたが2〜3分程度でした。画面に従うだけで完結するので楽ですね。
楽天キャッシュ:積立指定日の変更手順
楽天キャッシュ引き落としは積立日を1〜28日の好きな日に変更できます。
①積立設定画面へ移動
②変更したい銘柄の「変更」ボタンを押す
③積立指定日をクリック
④積立日を選択
⑤積立指定日を確認して変更
①積立設定画面へ移動
「投資信託」を選択し「積立設定一覧」を表示します。
②変更したい銘柄の「変更」ボタンを押す
変更したい銘柄の「変更」ボタンを押します。
③積立指定日をクリック
訂正後の設定内容の「積立指定日」をクリックします。
④積立日を選択
積立したい日付を選択し、画面下部の「内容確認へ」ボタンを押します。
⑤積立設定日を確認して変更
画面内に表示されている積立指定日を確認しましょう。取引暗証番号を入力し「設定する」ボタンを押すと完了です。お疲れ様でした!
積立日も自由に変えられるんだね。設定も簡単そうだし、いいね!
積立日を変更しない場合も、現在の設定内容は確認しておくと良いと思いますよ。
投資信託を移管するならSBI証券がオススメ
楽天キャッシュがお得で簡単に手続きができることはわかったよ。でも、楽天証券はポイント還元の改悪が続いているから移管も検討してるんだよね。
不安に思うのは、将来を真剣に考えている証拠ですね。それでは、移管先として最適なSBI証券を紹介します。
楽天証券から投資信託を移管する場合は、SBI証券がオススメです。
SBI証券をオススメする理由は、下記3つのメリットがあるためです。
✔︎ 移管手数料をSBI証券が全額負担
✔︎ ポイント還元率が最大2.0%
✔︎ 投資信託保有額に応じたポイント還元
以降で、SBI証券へ移管するメリットを詳しく解説します。注意点もありますので移管を検討する方はぜひご覧ください。
移管手数料をSBI証券が全額負担
SBI証券は、他社からの投資信託の移管にかかる手数料を全額負担する投信お引越しプログラムがあります。
楽天証券から投資信託を移管する際は、投資信託の出庫の3,300円(税込)の手数料がかかります。
ですが、このキャンペーンを利用すれば手数料の負担がありません。
手数料の負担がなくなるのはありがたいね!
厳密にはキャッシュバックとなります。実質負担はないですが、一度は支払う必要があることは覚えておいてくださいね。
ポイント還元率が最大2.0%
SBI証券では、クレジットカード決済のポイント還元率が最大2.0%となります。
2.0%って太っ腹だねぇ。どのクレジットカードでもいいの?
いいえ、三井住友カード限定となります。また、2.0%の還元をうけるには年会費が必要なカードが必要です。
三井住友カード比較(2022年6月時点)
カード名称 | 積立投資 還元率 |
基本 還元率 |
年会費 |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 0.5% | 永年無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) |
1.0% | 0.5% | 5,500円 ※年間100万円以上の利用で翌年以降、永年無料 |
三井住友カード ゴールド |
1.0% | 0.5% | 11,000円 |
三井住友カード プラチナ プリファード |
2.0% | 1.0% | 33,000円 |
三井住友カード プラチナ |
2.0% | 0.5% | 55,000円 |
※NLはナンバーレスの略。番号が記載されていないカードを指します。
2.0%還元のためには最低でも年会費33,000円が必要ってことね。やっぱりそうそう美味しい話はないよね。
年会費無料の「三井住友カード(NL)」が良いですね。メインのクレジットカードとするなら「三井住友カード ゴールド(NL)」もオススメです。
「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年間100万円の利用で10,000ポイントの還元があります。基本還元率と合わせると1.5%還元となります。
基本還元:0.5% (5,000ポイント)
特典還元:1.0% (10,000ポイント)
還元率1.5%ってすごいね!
ただ、100万円以上つかっても特典による還元ポイントは同じです。多く使えば還元率は1.5%より下がりますのでご注意を。
また、つみたて投資金額は100万円利用にカウントされません。年会費無料、特典還元のために100万円利用を検討している方は覚えておいてくださいね。
三井住友カードつみたて投資(SBI証券)
キャッシングリボ
海外キャッシュサービス
その他ローンの返済金、リボ払い・分割払い手数料
交通系およびその他一部の電子マネーへのチャージ
モバイルSuicaの定期券・特急券・グリーン券の購入
三井住友発行のプリペイドカードへのチャージ
スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ
国民年金保険料
提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
投資信託保有額に応じたポイント還元
SBI証券には投資信託の保有額に応じた毎月のポイント還元があります。
保有しているだけでポイント還元があるため、コツコツつみたてると還元額が増えていきます。
以前は楽天でもやってた制度だよね。もってるだけでいいので嬉しいよね。
なお、ポイント還元率は銘柄によって異なります。信託報酬が低い優良ファンドは還元率も低いため、SBI証券で確認しておきましょう。
なお、SBI証券の口座を開設していない方はセルフバックを利用しましょう。キャッシュバックがあってお得です。
セルフバックの詳細や開設手順は【A8.netでセルフバック】SBI証券口座をお得に開設しよう!で紹介しています。
キャンペーン中はキャッシュバック額も増えています。移管を検討している方は、参考にしてくださいね。
SBI証券良さそうだね。移管についても検討してみるよ。
ちなみに、つみたて対象の銘柄をSBI証券が取り扱っていない場合は移管できませんのでご注意くださいね。
楽天証券だけで取り扱っている銘柄は移管できないってことだね。銘柄についても確認してみるよ、ありがとう!
まとめ:ポイント還元を活用して お得に投資信託をつみたてよう
本記事では、楽天キャッシュの設定方法と移管先としてオススメするSBI証券について説明しました。
楽天証券では、2022年9月以降の投信積立のポイント還元率が改定されます。
楽天カード決済のポイント還元率
2022年8月までの買付 | 2022年9月以降の買付 |
購入額の1.0%をポイント還元 | [代行手数料(※)が0.4%を超える銘柄] 購入額の1.0%をポイント還元 [その他の銘柄] 購入額の0.2%をポイント還元 |
※代行手数料:信託報酬のうち、楽天証券に支払う手数料
つみたてNISAの上位を占める優良ファンドは軒並み影響受けてたよね……。
ポイント還元率低下への対抗策として、新しく始まる楽天キャッシュ決済を紹介しました。
楽天キャッシュはチャージ時に0.5%のポイントが還元されます。くわえて2022年中はキャンペーンで最大1.0%の還元率となります。
楽天証券で投資信託をつづけるなら活用したいね。
そして、楽天キャッシュへの変更方法について画面を用いて説明しました。
①積立設定の変更画面へ移動
②変更する銘柄を選択
③名義確認に同意
④楽天キャッシュ規約に同意
⑤クレジットカードを選択
⑥セキュリティコードを入力
⑦キープ残高の金額を設定
⑧残高キープチャージ設定の確認
⑨引き落とし方法を変更
手順は多いけど、ひとつひとつはシンプルな操作だから数分あれば完了するね。積立日を変更できるのも嬉しいよね!
最後に、オススメの投資信託移管先としてSBI証券を紹介しました。
✔︎ 移管手数料をSBI証券が全額負担
✔︎ ポイント還元率が最大2.0%
✔︎ 投資信託保有額に応じたポイント還元
クレジットカードや銘柄でポイント還元率が変わるから、しっかりチェックしておかないとね。
移管する場合はセルフバックがオススメです。詳細や開設手順は【A8.netでセルフバック】SBI証券口座をお得に開設しよう!で紹介していますのでご覧くださいね。
投資信託は手軽に将来へそなえるために重要な資産運用のひとつです。活用できるお得な制度を役立てて、着実に資産形成していきましょう!
本記事が、あなたの将来のために少しでも役に立てば幸いです。
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