明日は給料日だ。最低限必要な生活費だけ残して、あとは投資だ!他に削れる生活費はないかなぁ。
資産運用に精を出すのは結構ですが、投資のみに固執していませんか?資産を増やすことだけに注力していると、後悔する日がくるかもしれませんよ。
本記事では、管理人の体験も踏まえて、資産運用時に陥りやすい思い込みと対処方法について紹介します。
こんな人にオススメです。
✔ 金融資産だけでなく心の豊かさも大事にしたい人
✔ 大切な人生を思いっきり楽しみたい人
資産運用時にかかりやすい病を知ろう
貯めることに固執してしまう
資産が増え始めると、貯めることのみを最優先に考えてしまいがちです。そして、貯めること以外に対して勿体無いという感情が支配してきます。
例えば、頻繁にこういった考えに陥るようになると注意が必要です。
資産が増えても心の豊かさに繋がるとは限らないのか……。
資産の増加が一番の楽しみという方も一定数はいるかもしれません。そうでないのであれば、今一度、自分の考えを見つめ直したほうがいいですね。
大切な人との時間を犠牲にしてしまう
古くからの友人など、あなたにとって大切な人から遊びや食事の誘いを受けた時はどうでしょうか。本当は参加したいと思っているのに、お金を使いたくないという思いを優先して断っていませんか。
「参加することに有意義さを感じない」「他に優先すべき約束がある」といった理由で断るのであれば問題ありません。
ですが、資産増加のために断っているのであれば、自分自身に問いかけてみてください。大切な人と過ごす時間はお金以上に大切なことだろうか、と。
「はい、そうです!」と強く言える自信は無いかもしれないなぁ……。
大切な時間を買い戻すことは出来ませんが、今お金を使えば、大切な時間を買うことができます。
際限なく資産を増やそうとしてしまう
お金は持てば持つほど欲しくなってしまうという側面を持っています。資産がいくらになろうとも、お金の不安から解消されることはありません。
年齢を経るごとに資産が増えていけば、安心感を満たすことが出来るでしょう。一方で、お金によって得られたはずの何かを失っています。
あなたの大切な人生は、お金を貯める競争をするマネーゲームではありません。
他人と資産額を比較することは、本来意味が無いことです。必要な資産以上を無理に追い求めないようにしましょう。
人生の最期に資産が最大になっても意味がないもんな……。
不安を無くそうと努力することは大事ですが、最期に後悔しないようにしたいですね。
病に効く処方箋を知ろう
現在と未来の両方を大切にする
今使える100万円と未来に使える100万円の価値は確実に違います。
物価の違いを言っているのではありません。今しか価値を見出せないお金の使い方があるという意味です。
例えば、山登りや長距離移動が必要な旅行などはどうでしょうか。若くて体力のある今だからこそ出来る、あるいは楽しめると感じませんか。
子供と遊びに行くという経験はどうでしょうか。幼い子供でしか楽しめない場所、子供にとって大きな経験となるであろうイベントは無いでしょうか。
若い時の経験は以降の人生において必ず大きな財産となります。成功したことはもちろん、失敗経験も同じくらい大切であり、未来で取り戻すことは不可能です。
今だけのことを考えて未来のことを考えないことはNGですが、未来のことだけを考えることもNGです。現在からの繋がりが未来を形作ることを忘れてはいけません。
この前、100円のアイスを子供に買ってあげてたお父さんを見たよ。子供、すごく喜んでたな。
100円で得られた子供の笑顔は「未来の1万円」よりも、親子にとって価値があるかもしれませんね。
人との繋がりは財産であることを忘れない
多くの人は1人で生きていくことは出来ません。厳密に言うと、1人で幸福な人生を歩むことは困難です。
人は、誰かとの繋がりに幸福感を感じるからです。
✔︎ 会社の同僚と話すことで気分転換が出来た
✔︎ 友人に悩みを打ち明けることで気分が晴れやかになった
✔︎ SNS上でかけられた言葉が嬉しかった
直接的な助けがなくても、誰かとの繋がりを感じられただけで幸福感を得ることができます。そして、幸福感を得られる「人との繋がり」は大切な財産です。
お金という資産を使うことで大切な財産を得られることを、忘れないようにしましょう。
話を聞いてもらえるだけでも嬉しいもんね。
つまりは、話を聞いてあげるだけで、相手へ幸福感を与えることが出来るということです。お互いに幸福感を与えられる関係を大事にしていきたいですね。
資産運用の目的を可視化する
目的があってこその行動です。目的が曖昧であれば、正しい行動をとれなくなってしまいます。
「なんのために資産を増やしているのか?」を改めて考えてみましょう。
目的が明確に見出せない場合は、バケットリストを作ってみることをオススメします。
バケットリストが完成したら、項目を年代別(20代、30代、40代〜)のバケットに割り振ってみましょう。
若い頃のバケットにたくさんの項目が入るのであれば、若い時にこそ資産を活用することで有意義な人生を生きられることに気がつくはずです。
老後に色々したいと考えていたけど、60代以降のバケットは項目が少ないなぁ。
お金自身に価値はなく、使うことで初めて価値が生まれます。自分にとって最高の価値を生み出す時を見つけましょう。
人生を豊かにするために資産運用を活用しよう
資産運用時に陥りやすい考え方を紹介しました。思い当たることはありましたでしょうか。また、処方箋は役立ちそうでしょうか。
資産運用は人生の不安を軽減するとともに、豊かな人生を過ごすためにおこなうものです。大切なものを犠牲にして無理矢理おこなうものではありません。
ちなみに、カズユナさんにとって大切なものは?
家族をはじめとして、自分に関係してくださっている方が喜んでくれることです。
本記事が、資産運用をしていてストレスやモヤモヤを感じている方の助けになったのであれば幸いです。
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