【行動前に要検討】住宅ローンの繰上げ返済 メリットとデメリット

資産運用

 

貯金も溜まってきたし、住宅ローンの繰上げ返済しようかな。

カズユナ
カズユナ

計画的に貯金出来て素晴らしいです!繰り上げ返済は、返済の目的を意識して、シミュレーションをしっかりしてみてくださいね。

 

本記事では、住宅ローンの繰り上げ返済に関する概要と、メリット・デメリットについて解説します。

 

こんな人にお勧めです。

✔ 住宅ローンの繰上げ返済について知りたい人
✔ 住宅ローンの繰上げ返済を検討している人
✔ 大切な資産を守りたい方

 

住宅ローンの繰上げ返済ってなに?

 

住宅ローン(住宅購入のために借用したお金)の一部、または全部を予定より前倒しで返済することを「住宅ローンの繰上げ返済」と言います。

 

全部返済なんて無理だよ。だから僕の場合は一部返済を選べばいいんだね。

 

一部を返済する場合には2種類の返済方法が存在します。目的を意識して、事前にしっかりシミュレーションしてみましょう。

 

繰り上げ返済の種類

 

繰り上げ返済を実施する際、下記のいずれかを実施することになります。「毎月の負担軽減」「総支払金額の軽減」のどちらが主な目的なのかを把握しておきましょう。

 

①期日据え置き型

 

返済期限を変更せず、毎月の返済金額を減らす繰り上げ返済です。

 

※ローンシミュレーションサイトで算出

 

毎月の返済額も減ったし、総返済額も70万以上も減ったね!

カズユナ
カズユナ

ライフプランの変更などがあり、毎月の返済負担を軽減したい時に有効です。

 

②期日短縮型

 

毎月の返済金額は変更せず(多少の変動あり)、返済期間を減らす繰り上げ返済です。

 

※ローンシミュレーションサイトで算出

 

毎月の返済額はほとんど同じだけど、150万以上も総返済額が減ったよ!

カズユナ
カズユナ

返済期間を短くしたい時や、総返済額を大きく減らしたい時に有効です。

 

繰り上げ返済のメリット

 

「期日据え置き型」「期日短縮型」のどちらを選んだとしても、金額負担を減らせることが最大のメリットとなります。

また、金額や金利、残期間によっては数百万円以上の効果があり、早く実行するほど効果は大きくなります。

 

じゃあ、明日にでも早速銀行に行ってくるよ!

カズユナ
カズユナ

ストップ!住宅ローンに限ったことではないですが、「デメリット」と「他の方法」の検討は必ず実施するようにしましょう。

 

繰り上げ返済のデメリット

 

手数料が発生する

 

銀行や返済方法によりますが、繰り上げ返済に手数料が発生することがあります。少額を繰り返し行なうことで、余計な出費を発生させてしまう可能性があります。

 

手持ちの現金が減る

 

繰り上げ返済は、未来に払うべき金額の前払いです。当然ですが、現金が減ります。

 

来月に給料も入るし、問題無いよ!

カズユナ
カズユナ

その考えはNGです。1~2年先の生活や万一のことも想定しておきましょう。

 

人生何が起こるか分かりません。

 

教育費など、今後必ず必要となる金額を残しておくのは当然として、急に収入が途絶える可能性や病気・ケガで必要となる医療費も考慮しておきましょう。

 

生活防衛資金として、収入が安定していても最低6ヶ月以上の生活費を用意しておきましょう。収入が不安定であれば、1~2年程度を用意しておく必要があります。

 

住宅ローン控除額が減る(無くなる)

 

住宅ローン控除制度(正式名称:住宅借入金等特別控除)とは、個人が住宅ローンを利用してマイホームの取得やリフォームをする際に、一定要件のもと所得税からの控除が受けられる制度です。

 

住宅ローン控除はローン残額によって決定します。受けられる控除額が減り、借入金利が低い場合は、損をする可能性があります。

 

また、住宅ローン控除にはいくつか条件が指定されています。

 

住宅ローン控除を受けるための条件

✔ 控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下

✔ 自己居住用の住宅、及び敷地取得のための借入れ

✔ 返済期間が10年以上

✔ 借入先が指定された機関(銀行や信用金庫など)

 

繰り上げ返済は、赤字条件に注意しましょう。条件を満たせなくなった場合、住宅ローン控除は無くなります。

 

うーん、繰り上げ返済をしたほうがいいのか分からなくなってきたよ……。

カズユナ
カズユナ

そんな時は、繰り上げ返済以外の方法も検討してみましょう。

 

繰り上げ返済以外でもローン返済額を減らせるの?

カズユナ
カズユナ

「金利交渉」「借り換え」という選択肢があります。

 

現在の借入先に金利の変更交渉を申しこんだり、他金融機関で借り換えるという方法があります。この2つに関しては、管理人の実体験を交えて別記事にて紹介します。

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