インデックス投資で将来の不安は少しずつ無くなっているけど、今の生活が豊かになっている実感が無いんだよねぇ。
定期的なキャッシュフローが得られる高配当株投資はいかがでしょう。
長期・分散・低コストのインデックス投資(利益の再投資型)を続けることで、資産は着実に増加していきます。一方、キャッシュフローが得られないため、現在の生活をもっと良くしたいという思いがあるかもしれません。
そういった方にオススメするひとつの手法として、高配当株投資をご紹介します。
この記事はこんな方にオススメです。
✔️ 豊かになっているという実感を得たい方
✔️ インデックス投資だけでは物足りない方
高配当株投資ってなに?
高配当株とは配当利回り(一株当たりの年間配当金÷現在の株価)が高い株式を指します。
株を持っているだけでお金がもらえるの?
それでは、まず配当金と配当利回りについて説明いたします。
配当金について
株主は出資比率(持ち株数)に応じて利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っています。配当金とは、利益の還元として株主に分配される現金配当のことです。
【出典:野村證券】
配当金はいつもらえるの?
日本株であれば年1回の本決算時、もしくは中間決算を含めた年2回が多いですね。米国株であれば年4回支払う企業が多いです。
会社の利益の状況で配当金の有無・増減が決定します。ただし、会社によっては利益があっても配当金を支払わない場合や利益が無くても支払われる場合があります。
利益があるのに配当が出ないこともあるの?
成長中の企業に多く、次の事業に向けて資金を投入するためですね。企業が成長することで株主に還元(株価上昇)しようという考えです。
なるほどね。じゃあ、利益が無いのに支払う企業はどうしてるの?
通常、企業は利益剰余金を蓄えています。該当年の利益が無くても利益剰余金を使うことで配当金を出しています。
配当金は、権利確定日(会社の決算日と同一日が多い)時点で株を所有する必要があります。
この配当金をたくさん貰える株を高配当株っていうんだね。
明確な定義はありませんが、一般的には配当利回り4%に近い、あるいはそれ以上であれば高配当株と呼ばれています。
高配当株投資のメリット
高配当株投資の主なメリットは次の2つです。
✔︎ 株価暴落時でも投資を継続しやすい
1つ目は分かるけど、どうして株価暴落時でも投資を続けやすいの?
継続的に資金を得られることが、投資家の精神的な支えとなることがあるからです。
配当金は利益から還元されるものです。そのため、業績悪化などから減配(配当金が減ること)されることもあります。
しかし、配当の変動は株価の変動よりも少ない傾向があるため、大きく減額されることは少ないです。継続的に資金が入ってくるため、株を売らずに投資を続けていこうというモチベーションになります。
投資にとって大事なことは続けること(長期投資)だったよね。
また、株価暴落時に売ってしまうと損失が出ます。損失を出さないことも重要ですよ。ただし、高配当株投資にはデメリットもあります。
高配当株投資のデメリット
高配当株投資の主なデメリットは下記3つです。
✔︎ 配当時に税金がかかる
✔︎ 株価上昇が緩やかになる
無配っていうのは、配当金が全く出ないっていうこと?
そうですね。企業業績が低迷し続けると起こり得ます。同時に投資家の人気も落ちて株が売られ始めると株価低下にも繋がります。
税金はどのくらいかかるの?
配当に対して20.315%です。ただし、NISAなどの非課税枠を使用するのであれば、税金はかかりません。
どうして株価の上昇が緩やかになるの?
利益を企業成長(次の事業へ投資)ではなく、株主へ還元するために使うからです。そのため、株価上昇の恩恵(キャピタルゲイン)を得にくい状況となります。
まとめ
本記事では、高配当株投資について紹介しました。
配当利回りの高い株への投資をおこない、継続的に現金配当を得ること
一般的には、配当利回りが4%程度あれば高配当株って呼ばれることが多いんだったね。
そして、高配当株投資のメリットとデメリットを紹介しました。
✔︎ 株価暴落時でも投資を継続しやすい
✔︎ 配当時に税金がかかる
✔︎ 株価上昇が緩やかになる
デメリットもあるけど、高配当株投資をして生活が豊かになっている実感を得てみたいなぁ。
それでは、高配当株投資の選定方法や管理人が投資している銘柄などを別記事で紹介しますね。運用方法次第で、デメリットもある程度回避できますよ。
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